【連休限定】【本場久米島紬】伝統工芸品特選手織紬訪問着〜草木染(ソテツ・藍)〜「さざなみ」 ◇八掛無し超希少!織の久米島訪問着!
◆最適な着用時期 10月〜5月(袷の季節に)◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、パーティー、行楽、ショッピング、コンサートなど。
◆あわせる帯 洒落ものの袋帯 絹100% たち切り身丈177cm 内巾37cm(裄丈70cmまで) 「本場久米島紬」の久米島紬事業協同組合証票が付いております。
織人:安村洋子 琉球の織の歴史… 500年の伝統を守りながら、その伝統に甘んじることなく研磨され、 次世代へと伝えられるその技とこころ。
織りのお着物ファンの方に…憧れの一品。
中でも大変希少、まずお品自体お見かけすることも無い久米島紬の訪問着のご紹介です。
■久米島紬— その技術が琉球王国時代以来の伝統を保つ、製法は手作業による織物。
沖縄県の三山時代、つまり14世紀末頃、久米島の「堂の比屋(堂集落の長)」が 明に渡り、養蚕の技術などを学んだ事が始まりとされております。
その後…政策的に紬織りを強制された時代を経て今に至る久米島紬の歴史。
苦しい過重な税制、織物を貢納布として収める人頭税の時代によって 皮肉にも織物の技術は飛躍的に向上したとも言われております。
年老いた織り子が、自分の手を示しながら、織り方が下手だと言われて、役人に鞭打たれたことをとつとつと語った時代。
貢納布の制度は200年以上続き、自由に生産ができるようになったのは、明治時代からですのでそう昔のことではありません。
織物税の制度が撤廃されてやっと、人々はその後も脈々と伝えられた 久米島紬織りの技能で自らの生活の糧を得る仕事として、再び紬を織ることに取り組むことになりました…一反出来あがるまで約3ヶ月間、織りだけでも約1ヶ月—化学染料による染め、機械による大量生産をかたくなに拒否。
草木染め・泥染め・手織りの「手仕事」を誇りにして一反、一反、 地道に織り上げられてきたのが久米島の紬なのです。
2004年、国の文化審議会文化財分科会にて、久米島紬を重要無形文化財に、 またその保持団体に「久米島紬保持団体」を認定するよう答申がありました。
その後無形文化財の指定要件として、以下4件が文部科学省から告示されました。
(1)糸は紬糸または引き糸を使用すること (2)天然染料を使用すること (3)絣糸は手括りであること (4)手織りであること久米島紬の特色は、分業しないこと。
図案作りから染料の採取、絣作りと染色、織と糸染め、焙煎ときぬた打ち、 最初から最後までの全工程を一人で成し遂げ、さらに厳しい検査に合格 してやっと完成となります。
糸は真綿からひいた手紡ぎの糸、染料は島内で採れる、主に車輪梅(ティカチ)、 サルトリイバラ(グール)、泥(媒染)、ナカハラクロキ(グルボー)、フクギ、 ヤマモモ、オオハマボウ(ユウナ)。
織り上げには、手投杼を用いて心を込めた手織りがなされます。
そんな久米島紬、結城紬と並んでキモノスタイリストさんの間でも 多々取り上げられ、いつかは久米島を…と、お探しの方もきっと多いことでしょう。
今回ご紹介いたしますのは、訪問着の柄付けを計算されて織り上げられた一枚。
着姿をイメージして絣合わせをされた特選クラスのお品です。
ごく淡い薄黄色の地色の中、お袖やお足元にそっと藍色の柄を配し、 「さざなみ」を表現したような美しい着姿。
シンプルでモダンな、重宝間違い無しのお品でございます。
エキゾチックな意匠の帯や、無地感覚の帯で、スタイリッシュで、 気取りのない上質さをお楽しみいただけます。
飽きがこず、ご年齢も問わない柄行き。
あたたかみある感性が、しっかりと肌奥に伝わります。
今では本結城よりも手に入れることが難しいとされる久米島。
指定を受けてからさらに室町でもなかなか出会う機会が少なくなりました。
どうぞお見逃しなきようお願いします。
お仕立て料金はこちら解地入れ5,500円+※胴裏7,260円〜+八掛8,800円+海外手縫い仕立て33,000円(全て税込)※国内手縫い仕立て+16,500円(税込)加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら (解地入れ) ※着姿の画像はイメージ写真です。
柄の出方が少々異なる場合がございます。
[文責:吉岡 駿] ▲ サブ画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。
- 商品価格:398,000円
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